「プロとして働く」

Kアプローチ

NHKで放送中の「プロフェッショナル」。世界で活躍する空間デザイナーや人気装丁家など、第一線で活躍するその道のプロ達が登場して、仕事に向き合う姿勢や内に秘めた思い、心の葛藤などを紹介する番組です。

プロに共通しているのが、大きなプレッシャーと戦いながら極限の精神状態にまで追い込まれながらも最高の仕事をしていること。それは「おしゃれで格好いい」というイメージとはかけ離れた、まさに孤独な戦いです。

程度の差こそありますが、私もその気持ちがすごくわかります。
「プロは完璧にできて当たり前。失敗は許されない」以前、クライアントからそう言われたことがあります。期待にきちんと応えることができるのか、ミスをしないだろうか、そんな不安に押しつぶされそうになりながら、「大丈夫、私はできる」そう言い聞かせて踏ん張ってきました。

みんなそうやって、必死に仕事をしているんですよね。
番組内で「プロフェッショナルとは?」との問いにある人は「次に仕事が来ること」。またある人は「限界を決めずに最後まで努力すること」と答えていました。
次の仕事があることに感謝しつつ、ひとつひとつ確実にこなしていく、それが私のワークスタイルです。

(フリーアナウンサー 菊野麻子)
NPO法人WWA発行
フリーペーパーに寄稿